先日、ギャラリーH2O(京都)で作品展を開催されていた南公二さん(2001年卒業)から展覧会場での作品画像と制作にあたってのテキストをいただきました。また南さんは先日のブログで紹介した滋賀県の信楽町で開催される「Shigaraki ACT 2010 バランス/アンバランス」という展覧会にも出品されます。ぜひお近くの方はご高覧いただければと思います。
2001年、造形学科陶芸専攻卒業の南公二です。現在、大阪で制作をしております。私は空想や想像や時間が組み合わさって全体を形づくり、結びつけられ、分離される物語性のある作品をつくりたいと思っています。それは技法やフォルムを絞り、作者の意図や与えるイメージを高めるのではな く、あまり説明的な表現や言葉は避けて、土の脆さ、危うさや、成長する、あるいは朽ちていく過程や選択されなかった可能性を意識してもらい、鑑賞する人の経験やイメージからそれぞれの物語を引き出してもらうことができればと思っています。今回の作品は物語性とスポットライトを浴びて作り出される作品の陰影を意識してつくりました。観ていただいた方の心や感覚を揺さぶることができれば幸いです。南 公二
卒業生の皆さんのなかで掲載してほしい情報等ありましたら、陶芸コースの方までご連絡いただければと思います。
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