先日、多治見市意匠研究所で修行の日々を送っている、ぼっちメガネの真夏君が精華大学に遊びにきていました。
「ヘアッ!」
会う人すべてに「え、何しに来たんやお前は!?」と言われてしまうところが、真夏君の良いところですね。
目にも眩しいサーモンピンクのウルトラライトダウンと雪のような白い肌の彼女は中川さん、なにやら必死で作っています。
今3回生は宮永先生の鋳込みの授業の真っ最中、一人一人が3つのキーワード考え、クラス全員で混ぜ合わせ出来上がった文章から各々が文章から得たイメージを形にするとかなんとかかんとか。
思いもよらない文章になるので3回生はみんな悪戦苦闘中です。
しかしそこがこの課題の面白いところでもあるとかないとか。
みんな遅くまで残って石膏型の原型作りをしたり、早い人はもう鋳込み型を取り始めています。
笑顔で彫刻刀を振り回しているのは沖縄出身、しまんちゅさん。
危ないから振り回さないでください。
よくわからないけれどデコポンの型を取っているチャッピーさん。
型取りに悪戦苦闘中です。
なんせパーツが12分されているから時間がかかってしょうがないそうです。
早く型を取らないとデコポンがぶしゃぶしゃになるので変なポーズをとっている暇があるならもっと頑張りましょう。
悪戦苦闘中するチャッピーに「俺なら1時間で型を取ってみせる。」と豪語する真夏君。
多治見市意匠研究所仕込みの型取りテクを3回生に見せてくれるそうです。
てきぱきとちゃかちゃか石膏を混ぜている真夏君。
さすがに慣れたもんですね。
石膏はこの混ぜる作業が命です。
さっそく水分量と石膏の量を間違えてテンパっている真夏君は放っておきます。
そんな真夏君の鋳込みテクを横で見ているもう1人、あきえさん。
彼女はいつもカメラを向けるとこのポーズをしてくれます。
でもいつもこのポーズだとさすがに飽きてしまったので、その旨を伝えると何やら思案している様子、サービス精神大生デス。
「はい!」
「はい!」
「たは〜。」
どうやらネタ切れのようです。
次回に期待しています。
真夏君の事が大好きな宮永先生、ニコニコしながら作業を見ています。
実に楽しそうな顔をしていらっしゃいますね。
石膏を混ぜたら原型をかこっているところへ流し込んでいきます。
急いでいれると小さな泡が立ってしまうので慎重に入れます。
だいたいこれで半分くらいです。
「……………。」
「すいません!嘘つきました!」
どうやら1時間で出来るというのは嘘だったようです。
この後王将へ行って色々奢ってもらいました。
ありがとう真夏君。
美味しかったよ真夏君。
お礼に展覧会の宣伝をさせてもらうよ真夏君。
そう、何故真夏君が多治見からわざわざ京都に来たのか。
それはぼっちの寂しさに耐えられなくなったからでも、意匠研をエスケープしてきた訳でもありません。展覧会の搬入のために京都へはるばる帰ってきたそうです。
お洒落なお店です。
この展覧会4/16〜5/14の約1ヶ月間やっていますので、お散歩がてらに遊びに行ってはいかがでしょうか?
でわでわ。