2014年9月29日月曜日

作業風景




後期が始まり新しい課題をしている学部生
その様子を少しご紹介します

 一回生は今タイルを作る課題を製作中です







  黙々と作業をする二人
 



一方ジョンの後ろでふざけるフクタ
真面目にやらないと宮永先生に怒られるよ!



三回生は奥村先生のクラフトの課題中です
真面目に作業しております


カメラを見ようともしないのは
ちゃんマコとチャッピーのお二人
真剣です




ロクロ場では二回生が谷野先生の
急須の課題でロクロを挽いております



カメラを向けられてあわてて席に着く手前の金髪
ろくろを挽いているふりをしております



K1!ちゃんと座りましょうね



ではまた 

青いブルース後半戦へ突入!!!!!!!!!!!!!!

こんにちは、院生です。
あっという間に9月が終わろうとしていますね。
早いですね。
今年の残りはあと93日、2240時間です。

だいたい1日7時間寝るとして651時間。

食事が少なく見積もって1時間でさらに93時間。

つまり純粋に制作が出来る時間はあと残り1496時間です。

どうです、リアリティが出てきたでしょう?
悔いの無いよう皆さん時間は有効に使いましょう。


「限られた時間も素材の一つ」
by松本ヒデオ

そしてもう一つ、こちらがメインの情報です。
院2回生6人によるリレー展も残すところあと3人となりました。
いよいよ今日からマレーシア帰り上平の展示が始まります。
右っかわのヤツです。
窯出しを見逃したので一体どんな作品が出来上がったのか全く分からないですが、彼女はお酒が好きなのできっといい感じの酒器があるはず!
ぜひぜひ見に来て下さいね!



「青いブルース」
9/29〜10/12
11:00〜19:00
※木曜定休日

器館
(京都市北区紫野東野町20-17)











目指せ5000万ウォン!!


2014年9月24日水曜日

『小さな宇宙展5』


『小さな宇宙展5』


9/12〜10/13

市之倉さかづき美術館
ギャラリー『宙』

〒 507-0814 岐阜県多治見市市之倉町 6-30-1

車をご利用の場合〉
・中央自動車道 多治見ICよりR248を瀬戸方面(南)に約15分
・東海環状自動車道 せと品野ICよりR248を多治見方面
(北)に約10分

〈公共交通機関をご利用の場合〉
・JR中央本線 名古屋駅より 快速で約36分「多治見」下車、
東鉄バス「下半田川」行で約15分「市之倉」下車、徒歩3分

〈タクシーをご利用の場合〉
・多治見駅よりタクシーで約15分

出展作家
アロンサイス・安藤雅信・泉田之也・板橋廣美・伊藤秀人・伊村俊見
・岩田圭介・植葉香澄・大村剛・小川待子・奥村博美・小栗寿賀子・梶な丶子
・加藤清之・加藤委・加藤智也・加藤仁香・川端健太郎・金憲鎬・黒岩卓実
・桑田卓郎・小林恭子・駒井正人・櫻井靖子・佐藤雅之・柴田節郎・柴田眞理子
・鈴木卓・田嶋悦子・寺井陽子・富田美樹子・長江重和・新里明士・長谷川潤子
・服部竜也・春田里美・スナフジタ・古川敬之・堀香子・松井利夫・松本ヒデオ
・松田百合子・見附正康・三笘修・横山拓也・吉村敏治・若尾経・若杉聖子・和田的

奥村博美(精華大学陶芸コース教授)
櫻井靖子(京都精華大学陶芸コース1991年卒業)
松本ヒデオ(精華大学陶芸コース教授)
吉村敏治(精華大学陶芸コース講師)
若杉聖子(精華大学陶芸コース講師)

2014年9月23日火曜日

朽木日記 第2段〜窯出し編〜



こんばんは!

いよいよ待ちに待った窯出しです!!
作品が割れていないかな・・・?
良い色はでてるかしら・・・?

ドキをむねむねさせながら、
いざ!朽木へ!!

「窯出しがんばるぞー!」









おおお!!
3回生の大壺はみんな綺麗焼けていました!やったね!
制作段階でヒビが入っていたりすると
登り窯の高温に耐えきれず大破する事もしばしば。

「いやあ皆無事に焼けてよかばってん。」



さてさて、窯に入った壷たちがいよいよ
外にでてきますよー


ばーん!
重いので運ぶのは二人がかりです











こちらでは、胴木にたまった松灰を集めています。
のちのち使うようですね。天然松灰!




窯の外では、オジョーがひたすら
ダンボールを組み立てています。

そうです。

これから、持ってきた時と同様に
作品たちの梱包作業がはじまるのです




でてきたものから、新聞紙でくるんでいきます


「小壷もぜんぶつつむんやで〜」


2回生もせっせと働いてくれています!
包む作品を吟味するマルちゃん
ちらっと見えるうなじがセクシーです


窯場の外でも梱包作業をしてくれるのんちゃん

にしても、今回カメラを向けても誰もこっちを向いてくれません
だれか楽しそうな顔してる人いないかなぁ・・

なんて探していると


第一村人発見!

「作品つめるの楽しいですね!!」
カメラに向かってすてきに笑ってくれるチョイ子ちゃん
いやぁ、2回生はみんな働き者で助かりますなぁ

窯場に戻ると・・


「いえーい!」
いくつ、つなぎを持っているのか
新しいつなぎを着たチャッピー。

ピースはいいので包んでください



「ガムテープ・・いる?」

「それより、新聞紙ないんですけど」


「新聞紙ならたくさんあるよーー!」



とまぁ、こんな感じでわいわい梱包作業が終わったら
窯場の片付けにはいります。


カーボンについた釉薬もきれいにとります



窯場の外もおかたづけ






カタヅケーーー


マデガーーー



クツキダヨーーー!!




『・・あんなセンパイになりたくないわ』



「・・・・・・」





あ、助手の松島さんがなにか持ってる!!


わお!
窯詰めのしかたが悪かったのでしょう
釉薬がひっついてなんだか、ひとつの作品みたい。



「隠れミッキーがいるわよ?」


少しおふざけが過ぎましたが
大壺も小壷もぶじ焼き上がってよかったです

小壷は目打ちに注意しなければいけないことを
私たち3回生は思い知りましたとさ!


そんな小壷の・・


\ベスト3/



以上!
2014年朽木日記でした!!



それでは
まるで家族写真のような大壺たちでお別れです



「「ばいばーい!」」







2014年9月19日金曜日

APP ARTS STUDIO vol.11 土をつく床 要チェック!!

こんにちは。
毎度おなじみ、今回のAPP ARTS STUDIOのワークショップでは、なんと!床を作ります!
応用芸術としての工芸を考えていくプログラムなんですが、遂に建築という分野に突入しました!
左官職人と建築家と美術家というなんとも面白い組み合わせで床を作っていくワークショップです。

陶芸コースという限られたフレームの中にいる学生にとって、陶芸といえば器だとかオブジェだとか、そういう先入観で頭が固くなってませんか?そんな頭をほぐすために今回のワークショップに参加してみてはいかがでしょうか?体を動かすので気持ちいい汗と共に、新しい可能性を発見できるかもしれませんよ。

工芸の展開、可能性。とても面白いのでぜひ!
参加希望の方は、下記に連絡先が記載されているので、そちらからよろしくお願いします。



APP ARTS STUDIO vol.11 土をつく床
APP ARTS STUDIOは、applied arts(応用芸術)としての「工芸」を作り手の視点から読み解くことを目的としたプログラムです。2014年秋冬に京都市中京区壬生にオープンする〈KYOTO ART HOSTEL kumagusuku〉は、宿のなかで展覧会が開催され、宿泊しながら作品を深く味わうことのできる場として運営されていきます。APP ARTS STUDIOでは、昨年より「工芸の家」というプロジェクトを立ち上げ、工芸家がいかにして建築に関わることができるのかを考えてきました。本プロジェクトでは、既存の建物の構造や意匠を生かしつつ、床、壁、柱、階段などに土、木、漆などの自然素材を用いることで、建物の経年とともにその土地の風土に根付いていく空間を演出していきます。本ワークショップでは、一階のスタジオと中庭の約45平米の床面に三和土(たたき)という工法によってタイル片を施工していきます。

APP WORKSHOP タイルのタタキ
三和土(たたき)とは、真砂土と消石灰とにがりの三種類の原料を練り合わせ、木槌などでたたいて床を作っていく工法です。本ワークショップでは、そうした三和土の工法の応用として、街中で採取してきたタイル片などを敷き詰めた床を作り上げます。               

日程|2014年9月28日[日]9:00-17:00
定員|10名
料金|1,000円 *要予約
講師|
萩野 哲也|左官職人・さくあん
昔から伝わる「土の仕事」を普及するために各地でワークショップをお手伝いされている。土を舐めて粒の大きさを確かめるなど「自然素材」だからできること。ユーモアと熱意にあふれる素敵な親方。
木村 慎弥|建築家 ・一級建築士
1983年兵庫県生まれ。2007年兵庫県立大学大学院博士前期課程修了。2012年まで株式会社鴻池組に勤務。2012年より、建築リサーチ組織RADに参加し、「HAPS BASE WORKSHOP」「堀川common」を担当。個人での建築設計、および「同じ景色を見ている」としても活動。
中村 裕太|美術家
1983年東京生まれ、京都在住。2011年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。京都精華大学・京都造形芸術大学非常勤講師。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点からタイル、陶磁器などの理論と制作を行なう。http://nakamurayuta.jp/

WORKSHOP予約方法|
氏名/住所/電話番号/メールアドレスを明記の上[appartsstudio@gmail.com]までお申し込み下さい。当日まで受け付けていますが、定員になり次第、締め切らせて頂きます。詳しくは[http://appartsstudio.tumblr.com/]にてご確認ください。

会場|KYOTO ART HOSTEL kumagusuku
〒604-8805 京都府京都市中京区壬生馬場町37-3
JR二条駅・市営地下鉄二条駅より徒歩約9分/阪急大宮駅より徒歩約7分






『渡部美和子展』

『渡部美和子展』


10/17〜10/12

ギャラリーすずき
京都府京都市東山区三条通りけあげ(都ホテル前)
TEL&FAX 075-751-0226
地下鉄東西線けあげ駅2番出口徒歩3分
12:00〜19:00
最終日17:00



渡部美和子(精華大学陶芸コース1992年卒業)

『魔術と道具』藤井美香展

『魔術と道具』藤井美香展

10/10〜10/22


京都陶磁器会館
2Fギャラリー

〒605-0864 京都市東山区東大路五条上ル
京阪電車京都線「清水五条」駅下車 東へ徒歩約10分

午前9時30分~午後5時(最終入館 午後4時30分)
木曜休館

藤井美香(精華大学陶芸コース2007年卒業)


2014年9月18日木曜日

私たちの朽木物語 2014

こんにちは!
ミス肩幅ことチャッピー&コロボックル昭江です。


いつのまにやら夏休みも終わり
今日から授業が始まっております。

ん?

・・・夏休み?


そう!!

夏休みと言えば!!!

9月4日〜9月8日まで
3回生の実習のメインとも言える
朽木合宿に行ってきました!

ただいまー!!



※今回ブログ係の2人は窯を焚くので精一杯だったため
あまり写真が撮れていません。
申し訳ない m( _  _ )m




さて!いよいよ登り窯生活のスタートです!
1回生から院生の人まで
みんなで協力しながら三日三晩 窯を焚き続けます。

まずは作品の窯詰めから!

「「「ヨイショー!!」」」

どんな順番で作品を詰めれば温度が上がるのか?
ここに作品を置けば火はどうやってあたるのか?

登り窯の構造や特徴を考えつつ
3回生の指導の元、えんさかほいさか作品詰めていきます。

中でも大壺を詰めるのは一苦労!!
男子勢、大活躍です!かーっちょい〜!


「へえ〜 中はこうなっているのねぇ〜」

そう。こうなっているのです。

朽木の登り窯は、部屋が4つあり
今回は3つ目の部屋(二の間)まで作品を詰めて焚きます。

これは1つ目の部屋「胴木」

この部屋は主に引き出し用の小壷を詰めています。
他にも小物がずらーり!

2つ目の部屋「一の間」

3つ目の部屋「二の間」
大きな作品がたくさんあると迫力満点ですね!



さてさて、無事に窯詰めも終わったということは・・・

ついに・・・



そう!!

登 り 窯 O N !!!!



 
窯の温度はピーク時には1230℃を超える熱さになる為
全員 綿100%の完全防備で窯焚きに挑みます。


写真もそんなにないことだし
登り窯のひとつの見せ場「ひきだし」をメインにご紹介
1200度を超えたあたりから
胴木にあった小壷をひきだしていくのです



それでは
「ひきだしのはじまり、はじまり〜」





まず、溜まったオキを
小壷がひきだしやすいように、平らにしていきます



細長い棒で小壷にねらいをさだめて・・・


口のあたりににひっかけて・・

ひきだす!

1000度を超える高温のなかにいた小壷は
この距離でもすごく熱いです。



側面にうったメをとります。
このメが景色になるのです。






きれいですね 〜


ひきだしをした小壷には松の灰がかかって
登り窯でしかだせない景色や色がでていました。


4日間の朽木合宿も無事おわり
次はいよいよ、窯出しです!

どんな焼き上がりになっているのか
ドッキドキ!




次回、

朽木窯出し
〜ドコニメェツケテンダヨ!〜


オタノシミニー