ぼーっとしていたらうっかり書くのを忘れてしまったワークショップの最終回の様子をお伝えします。
とうとう上賀茂小学校でのワークショップも大詰めです。
最終回となる今回は、今までのワークショップで作った器を使ってのお茶会。
自分で作った器でお茶会をするなんて、なかなか出来ない貴重な体験です。
今日はお茶会という事もあり、学生スタッフも普段の汚れてもよい格好とは違ってピシッとキメてきています。
お茶会は空間をプロデュースする事も要素の1つ、細かい事かもしれませんがこれは大切な事なのです。
学校へ到着すると早速手分けしてお茶会の準備、こっちではお抹茶と茶道具を用意。
こちらはお茶菓子の用意をしています。
こちらが本日のお茶会セットになります。
写真の茶碗は生徒が作ったものではありませんが、茶碗と茶筅、お茶菓子の3点セット。
お茶菓子は上賀茂小学校にちなんで上賀茂神社を模したものです。
アポロと小さな鳥居のお菓子、かわいいです。
早速始まったお茶会。
学校で甘いものやお菓子を食べるのって不思議といつもよりおいしく感じますよね。
かわいいお茶菓子を食べた後はお抹茶です。
それぞれ自分で作った茶碗にお抹茶が配られます。
次にお湯を注ぎます。
お湯が注がれたら待ちに待った茶を点てる時間。
宮永先生と学生スタッフの監督のもとみんなせっせと茶を点てていきます。
しゃかしゃかしゃかしゃか…
しゃかしゃかしゃかしゃかしゃか…
しゃかしゃかしゃかしゃか…
しゃかしゃかしゃかしゃかしゃか…
お茶が点てられたらクイッと飲みます。
普段の飲むお茶とちがって濃い味のお抹茶、飲み終わったらこの表情。
思ってたより苦かったかな。
この苦さを美味しいと感じれるようになったら大人の階段を1つ登れたと思ってもらって大丈夫です。
苦い汁を啜ってみんな大人になっていきます。
飲み終わったら飲み口を綺麗にして、自分の器の鑑賞の時間。
回してみたりひっくり返してみたり、友達のと見比べてみたりといろいろな見方をする生徒達。
自分の茶碗の出来栄えはどうでしょうか、納得いくものになったでしょうか。
そして最後はみんなで礼。
これでワークショップはすべて終わりです。
この中から将来陶芸の道に進んでくれる子が出てきてくれること、精華大学陶芸コースを選んでくれることを願いつつ、我々は上賀茂小学校を後にしました。
「みんな、期待してるで!」
それでは皆さんさようなら。