2014年3月2日日曜日

上賀茂小学校ワークショップ!!! その2


どうもどうも。
今日はずっと書くのを忘れていた、上賀茂小学校ワークショップの続編をお伝えします。


前回は茶碗の大まかな形を作るまで進みましたが、今回は仕上げの作業の日です。
前回作った茶碗を削り高台を付けて仕上げます。
仕上げの作業に入る前に、「自分が作りたい形を作るには、他人に聞くのではなく自分自身に自分に問いかけることが大切なのです。」という宮永先生のありがたいお言葉を聞きながら、生徒達は分かっているのような分かっていないような、なんともいえない表情を浮かべながらも仕上げの作業を始めました。
前回のワークショップでコツをつかんだのか、陶芸コースの学生達は手際よく散らばりながら削り方を教えていきます。 

まずは茶碗を削るための土台作りから始めます。
これがあれば茶碗を削る時に、形を歪ませることなくスムーズに削ることが出来るのです。
簡単に作れて便利です。
土台作りがすんだら、ようやく削りの作業が始まります。
この作業でどんな茶碗の形になるかが決まります。
果たして上手く削ることが出来るのか…。

しかし大丈夫。
上手く出来なくても、陶芸コースの学生達が優しく教えてまわります。
さっそく削り方のお手本を見せているのはあんこちゃん。
その奥でぼーっと立ているだけのように見える鈴木君も、ちゃんと生徒達の様子を見ています。
そのはずです。

慎重に撫でるように削る子やガシガシと削る子 、

茶碗よりもカメラの方に気が言ってしまう子などなど、この削りの作業は削る本人の性格が露骨に出てくるので、手直しをしながら見て回る方も面白かったです。

シャカシャカ
ガシガシ
とにかくひたすら削りの作業。
みんな頑張っています。
時には隣の子と自分の茶碗を見比べることも大事なことです。
良いと思うところはどんどん真似することも良い茶碗を作るためには必要な事。

穴があいても柔らかい土を使って簡単に直す事が出来るので大丈夫。
土はとても融通が利きます。
可塑性ってやつが高いのが土のいいところです。
削り終わったら高台作り。
茶碗のそこの部分に瓶の蓋を定規代わりにして丸く削ります。
丸く削った高台の真ん中を削れば高台の出来上がり。

茶碗が出来上がったら最後に、裏にクラスと名前を彫って完成です。
ここでも生徒達の性格がかなり出ていました。
これは俺のだと言わんばかりに大きく目立つように書く子、なるべく茶碗の雰囲気を壊さないようにとても小さく小さく書く子と様々です。

なにはともあれ、皆さん無事に茶碗を完成まで持っていける事が出来きました。
そして明日がついに最後のワークショップの日。
自分たちが作った茶碗を使ってお茶会を開きます。

今頃きっと宮永先生が生徒達の茶碗を焼いてくれている頃でしょう。
宮永先生頑張ってください。
お茶会の様子はまた後日、でわでわ。





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