2013年10月26日土曜日

登り窯は打ち上げるまでが登り窯

各学年の合評が終わり、いつもよりも騒がしい放課後。
ところかまわず学生達がざわざわしています。

ざわざわ

ざわわ

それもそのはず、10月23日の水曜日は9月に行われた登り窯合宿の打ち上げの日でもあるのです。
どうりでざわざわしてるわけですね。
雨が降っていたので今回は窯場でBBQとたこ焼きです。
楽しそうな写真が撮れたので、写真てんこ盛りでお届けします。

こちらBBQ担当のおもとさん。
肉と野菜を網の上に淡々とのせています。
この冷静に具材を並べていく姿は、登り窯で見せた薪を投げる姿を彷彿とさせます。
この冷静さは、きっと登り窯がおもとさんに授けたプレゼント。
きっと今後の就職活動でも役立つことでしょう。

そしてこちらはたこ焼き担当のエマさん。
ほかの回生と一緒にワイワイたこ焼きを焼いていると見せかけ、2回生のムラムラさんにたこ焼きを焼かせています。
この下の回生に指示を出す姿は、登り窯で見せたリーダーとして皆に指示を出している姿を彷彿とさせます。
この姉御っぷりは登り窯がエマさんに授けたプレゼント。
きっと将来の結婚生活でも役に立つことでしょう。

そしてこちらはBBQ奉行担当のしみずさん。
まだ生焼けのものに箸を付けようとしてる人がいないかしっかりと見張っています。
この広く回りを見渡す姿は、登り窯で見せた副リーダーとして皆の体調を気遣う姿を彷彿とさせます。
この母のような愛情は登り窯がしみずさんに授けたプレゼント。
きっと将来の子育てでも役立つことでしょう。

そしてこちらは会場を盛り上げる音楽担当の九鬼くん。
クラブDJ顔負けのDJっぷりで皆のハートを揺さぶっています。
この場の空気を読み切る姿は、登り窯の最後の晩餐で見せたDJっぷりを彷彿とさせます。
この心躍らせるリズムの紡ぎ方は日々の鍛錬の賜物。
きっと将来プロのDJとして活躍する時に、今日という日を思い出すことでしょう。

そんな三回生のおかげでみんなも楽しそうです。

くいしんぼ江さんに負けず劣らず食いしん坊の四回生の2人。
マイジャーでほかほかご飯を持ち込みでの参戦。
彼らの胃袋は底なしです。

もちろん先生達も参加しています。
「肉はどこや。」
「たこ焼きはまだか。」


同じ窯の飯もとい、同じ窯を焚いた陶芸コースは回生の壁を超え、みんな仲良しです。

エマさんにたこ焼き番長をまかされたムラムラさん。
気合いも十分、マイエプロンと軍手を装着しててきぱきとたこ焼きを焼いていきます。

それにしてもたこ焼きを焼くのが上手いムラムラさん。
まるで自分の手足のように千本通しを巧みに操り、見事なたこ焼きを次々と生み出していきます。
惚れ惚れする程の素晴らしい焼きテクです。
私のことも焼いてください。


一方こちらは二回生担当のたこ焼きグループです。
もはやもんじゃ焼きなのではないかと思ってしまう程のまとまってないっぷりです。
たこ丸出しです。
お隣のムラムラさんを少しは見習ってもらいたいですね。

ちっとも丸くならないたこ焼きに見るに見かねて助手のハルさんも参戦です。
まとまりのなかったたこ焼きがあれよあれよと丸くなっていきます。
しかし、こういう失敗をしながらワイワイとたこ焼きを焼くことも、たこ焼きの醍醐味でもあります。

焼き上がったたこ焼きにハイエナのように群がる学生達。
我先にとたこ焼きをもらおうと必死です。
弱肉強食の世の中で戦っていくためのファイティングスピリッツはこうやって培われていくのですね。

たこ焼きをもらえて上機嫌です。
ステキな笑顔ですね。
ほかにも沢山の素敵な笑顔が撮れたのでどうぞご覧下さい。











故郷で暮らす、大事な子供達の帰りを今か今かと待つお父様方そしてお母様方、心配ご無用であります。
子供達はしっかりとたくましく、そして楽しい大学生活を送っています。
ご安心くださいませませ。

和やかなムード漂う窯場に突然の破裂音が鳴り響き、あたりは騒然としています。

ざわざわ、、、

ざわわ、、、

一体何が起きたのか誰も状況を把握できていません。


急いで破裂音がしたほうへいくと、そこにはにんまり笑顔を浮かべたのぞみさんが立っていました。
そうです、謎の破裂音の正体はのぞみさん。
制作に使ったあまりの爆竹を窯場で破裂させていたのです。

ああ驚いた…。

このサプライズ精神溢れる姿は、登り窯で見せたハラハラする薪割りを彷彿とさせます。
このサプライズ精神は登り窯がのぞみさんに授けたプレゼント。
きっと将来様々な場所で皆にサプライズをお届けしてくれることでしょう。

「び、びっくりしますた、、、。」



こうして、楽しい楽しい登り窯焚き打ち上げは夜が更けるまで続き、賑やかなうちに幕を閉じるのでした。















2013年10月24日木曜日

窯と、ときどき台風と。


お久しぶりです、三回生ですよ!

新学期も始まりもうすぐ進級展に卒展ですね、
つまり夏が終わったわけなのです
わけなのですが、、、

陶芸コース夏の大イベントの朽木合宿!!!!

すっかり忘れていたわけではなくてタイミングを見計らっていたわけで、決して忘れていたわけではないのですよ←






今年の朽木はあいにくの雨模様、、、
台風とともに、あの人も現れたわけです










そう、我らがNO・BU・KING!(信樹先生です)

「俺が出るまでもない、お手並み拝見や!がーはっは!」

と言う会話をしていたか、していないかはさておき
先生の暖かい笑顔に見守られながら窯詰め開始です!
笑顔が眩しいですね、ほんと!




窯場には愛情込めて作られた作品がずらり、ずらり






こちらは三回生の大壺。

例年まではろくろ技法のみでしたが、今年からは技法は自由の作りたい放題!、と言うことで様々な形の大壺(大壺とは呼べなさそうなもの)が並びます。
だってさ、自由って言ったからさ、、、!
(※手前に見える筒on筒も大壺ですよ)








この合宿にむけて作られた小物作品たち、、、






この小物ちゃんたちに“メ”をうっていきます。

作品と棚板がくっ付かないようにするんですね。
つまりはこの作業なくして窯詰めは始まらないわけなので、みんなで分業して
慎重かつスピーディに、そして時に大胆にうっていきます。

簡単そうに見えてうつタイミングや場所など、なかなかに難しい作業なのです。




「むずいっす、これむずいっす!」

二回生のしまんちゅとあきえさんも奮闘中。
一流の道はなかなかですね、
うって、うって、うちまくれ!←











そして準備ができた作品は、どんどん詰める




熊さんではありませんよ、助手のハルさんですよ、
ハルさんも今年は頭を丸めてやる気満々です。

「俺は言葉は発しない。肌で感じて俺が求める作品をもってこい。」




窯詰めは中と外の連携作業です。
作業がスムーズにいくためには連携、連携が大切になのですね。
窯の中は狭いので選ばれし人だけが入ることを許されています。(※嘘です、ごめんなさい)








ひたすら詰める


口がこっちを向いている引き出し用の小壺ちゃんたち

焼成途中であっつあつの窯の中からずるっと引き出すわけです。
引き出したものは、それはそれは渋くてきれいな仕上がりになるんですよ!
今回はその引き出し作業も三回生が行いますよ!
できるのか、三回生!どっきどきですね!





まだまだ詰める
















窯詰めのはかどり具合に陶芸コースのアイドルのぞみちゃんも
ご満悦のようで思わず決め顔、カメラ目線
「私ほんとに頑張ったんだから、本当なんだから」








そして半日かけて窯詰めは無事に終了。
ですが、窯はこれからが本番なのであります!
丸三日間当番で交代しながら窯を焚き続けるわけです。







『今年も無事にいきますように、、、』


忘れてはいけない大事な大事な儀式。
神様にお酒と塩を盛って、みんな思いを込めて手を合わせます。
これで初日の作業は終わりです!














すっかり夜も深まり、簡単に寝るわけない人々がぞろぞろと食堂に集まり始めます。
夜の集いですよ、大人の集いですよ。
合宿の夜、男女が集まってすることと言えば、










そう、ツイスター


自分の体の柔軟性の乏しさ、それに伴う筋肉痛。
一番の恐怖である寝不足、、、、
そんなこともう、どうでもいい。
ただ私たちはツイスターをしたいという気持ちだけなのだ







女たちは地を這いずり回り、、、、











男たちは裸で陣地を奪い合う、、、、











『ツイスターは大人の遊びやで!』
















こうしてそれぞれの夜は更けていったのです。







翌日からはひたすらに休むことなく窯焚き。
どんなに風が吹いても、どんなに雨が降っても窯焚きです!
(全日雨は正直しんどかったわけです、はい)
窯焚きとともに始まった将大郎さんのノン睡眠生活。





どうなる窯っっっ!どうなる将大郎さん!







次回の朽木レポは
「雨だけど、雨だから、嗚呼、窯焚き2013」
「将大郎さん、そこには誰もいないっす!幻覚っす!」
「夏だけの火遊びnight」



続きはwebで!

(これはただ二日目から記録の写真をあまり撮ってないとかそういうわけではなく、はたまた記録の写真よりも最後のBBQの写真ばっかりになりそうとかいうのでwebでっていうことにして逃げたのではありません)