2011年10月21日金曜日

展覧会のお知らせ



陶芸コース助手、ハルさんの個展が大阪のギャラリー白にて開催中です!

上の階では卒業生で元助手のかのうたかおさんの個展も開催中!
是非合わせて御高覧下さい。




「 松本治幸展 」
2011年10月17日(月)〜22日(土)
11:00〜19:00 (最終日17:00まで) 


ギャラリー白
大阪市北区西天満4−3−3星光ビル2F
06-6363-0493





いけいけ陶芸女子!




どうも、最近しつこくブログに登場する
ファイアークィーン改め極子です。

精華大学陶芸コースは秋の季節
「合評」「木野祭」「展覧会」
の三拍子が揃い、連日の窯ラッシュ…



窯の番人カ・マドゥも張り切っています。
「この器…ワシが焼き切るんじゃッ!!」

野焼き部隊→煮炊き部隊から…素焼き部隊の戦いが始まる。

もちろん、素焼き部隊を率いるのは…

「お前ら、生半可な気持ちで窯詰めするんじゃねぇぞ…」
(生乾きの作品はないか、入念なチェックが入ります。)
 LAST・BOSS(secret name)


そしていよいよ窯詰め!



吸い込まれそうになりながらも笑顔を見せるのは
16代目記録係
「この吸引力!まさにダイ●ン!!くせになるぅ♡」

史上初陶芸グラドルになる日も遠くはありません。
(撮る立場から、撮られる立場へ……)


派遣社員として現場監督を今回もまかされた
パート歴25年艶童逢夜子さん。
無遅刻無欠勤、ベテランの技が光ります。
「この左足が、ポイントなのよ!左足がッ!!」
窯に吸い込まれるカ・マドゥと16代目を必死に支えてくれました。




「ヨォオオオオ〜・・・    \PON/」
その後ろでは安全祈願のためお祈りに来てくれた、
巫女さん(18歳)が一心不乱に踊ります。


おや?
吸い込まれそうになるファイアークィーンを
通りすがりの妖精が助けました。
妖精「お嬢さん!危ない!」
極子「きゃぁあああ」
妖精「怪我はなかったかい?」
極子「あっありがとう、あの…アナタのお名前は?」
妖精「通りすがりの妖精さ☆」
極子「(やだ…かっこいい)」


そして生まれた…
♡LOVE&ROMANS♡


恋物語が生まれた窯詰めもいよいよ終盤
 巫女が祈りの通じた喜びを顔で表現しています。

ふたを閉めて

タイマーをセットするのはBOSSの大切なお仕事。
今回はまれにみるいい窯詰めだったので、
BOSSの顔には40年ぶりに笑顔の花が咲きました。


「みんな!!!金曜は窯出しだZE!!!」
「year!!!!!!!!」」


2011年10月17日月曜日

seika ゼミナール 陶芸編

SEIKAゼミナール陶芸編の報告です。

信州むつみ高校の学生さんと
精華大学人文学部の学生さん
そして、一般の高校生が混じってのワークショップです。


「人間が創り出す未知なる高温はモノをどのように燃やすのか…」
人間が触れることはできないが、創り出すことはできる高温の世界。
その世界は君に何をもたらすのでしょう?
今回は自分で作成した造形物に釉薬付けを行い、自分達で火入れをして楽焼を行います。
さらに、高温で燃やしてみたいモノを窯に入れて燃やします。
カラダを超えた未体験温度を知り、アートを生み出す機会となるはずです。

では、初めは「美術とは?」というレクチャーを受けて。
美術がなぜ無くならないのか?について考え、美術の正体を知ります。


それでは、いよいよ窯を作ります。
陶芸コースの学生指導のもと


二段目完成


 三段目完成

蓋をすれば完成です。

窯が出来上がれば秞掛けです。
皆、思い思いに色を付けていきます。

窯詰めの前に燃料である炭をたっぷりと入れます。


蓋を閉めて

ドライヤーで風を送りながら時々様子を見ます。
溶けているかな?

作品の表面が水に濡れたように見えれば
釉薬が溶けた証です。

窯から出てきた作品





そして、〆は
「THE 焼く」です。
1000度を超える温度で焼いてみる。
焼きたいモノ
恥ずかしいリンゴや
立派なオレンジ
何でも良いから焼いてみる

焼かれる空き缶
柿はしぼんでいきました
リンゴはなぜか表面がテカリ
アルミは溶けて無くなりました





途中から焼いたモノを「食べる」に変わり
何も残りませんでした。


そして残ったのはみんなの作品
作品となるために「品物」は1230度という人間には未体験の温度という
付加価値を持ち「作品」となりました。






みんなの表現が作品になる瞬間に立ち会えて愉しかったです。


2011年10月15日土曜日

陶芸コース日頃の取り組み



みなさん!こんにちわ!

ファイヤークイーン改め極子(キワコ)です。

おや??
ここは精華大学ではありませんね。

今日のブログは精華大学を飛び出して
京都精華女子中学校にお邪魔した様子を御伝えします。


今回4回生がお手伝いするのは
我らが宮永甲太郎先生のワークショップ★


まずはみんなで
二種類の「トンカチ」の絵を描いてみよー!
うーむ…
迷いながらも真剣!!


そして描いたトンカチの絵を張り出して
宮永先生の「美術とは?」のレクチャーの
はじまりまじまり〜

***

さてさて
レクチャーを聞いて、
ムズカシイ「美術」の実態に少し触れた中学生たち。


いよいよここからが本番、
次は詩を聞いてそこからイメージしたものを絵に描いてもらいます。

絵はアクリル板に油土を使って描いていきます。
みんな宮永先生のお手本に興味津々!

精華女子中学の生徒さんはすごく素直な生徒さんばかりです。
ちなみに私も卒業生なんですよ!(ニヤリ)

今回聞いてもらう詩は谷川俊太郎さんの「道」

宮永先生の語りを聞いて…

気になったワードを手がかりに絵を描いていきます。

「みんな上手いや〜ん」
それぞれ油土で遊びながら、自分のタッチを見つけて行きます。


三枚描いた絵の中から気に入った一枚を選び、
時間をかけてその一枚を書き込みます。


完成後は窓に張り付け光に透かして展示します。

みなさん御上手!!

光に透かして見てみると、
机の上で見ていた絵と表情がガラリと変わります。
なかなか見ごたえのある作品に仕上がりましたね!


そして宮永先生によるプチ合評スタート!
一人一人の出来上がった作品を講評していきます。

みんなは人前で合評する事に慣れていないのか、
はにかむ姿が……とても可愛らしかったです♡



私も三時間でしたが懐かしの母校に
来る事が出来て楽しかったです。
中学生の若い力も頂きましたし…イィッヒッヒッヒヒヒヒ…

これからの制作に負けずにモリモリ頑張るぞ〜


2011年10月13日木曜日

お腹が空いたら、そうだ…煮炊きをしよう!


カ・マドゥ
1989~
「煮炊き…それは如何に上手く器を作れるかではない。
如何に美味く、器を作れるかだ…!!」

カ・マドゥの名言を心に秘め。
野焼き部隊改め煮炊き部隊にも新たなメンバーが加わりました。

「最後にココアを飲んだのは紀元前だったかな…」
2000年の眠りから覚めた男が見たのは
自分が眠る前と何ら変わらない煮炊きの姿だった。


さてさて、

新メンバーにお手本を見せるように着々と着火するのは

ファイアークィーン山極
「ふふっ、今日はグラタンを作っちゃうゾ☆」

そして
左からお馴染みメンバー
扇ぎの魔導士「何も無い所からプリンを作ります!」
伊達メガネの御松「どうでもいいけどホットケーキ作ります。」

そしてまたまた新メンバー!!
↑↑↑
「私と連絡を取りたかったら写真をクリックしてね♫」



愉快な仲間が増えてたのもしい限りの煮炊き部隊!

しかし出会いがあれば別れがあるもの…
去る者は追わず…

また来るものは拒まず。
それが煮炊きの醍醐味なのです!

ちなみに今回ひょっこりお越し下さったのは、
広報課のミッチー!
先生からのお話はSEIKA*SEKAIに書かれているので要チェック

前回のブログのリンクも張ってもらいましたし
SEIKA*SEKAIを陶芸ブログが乗っ取る日も近いですね!


しかしそんな野望を抱えつつも、
腹が減っては戦は出来ぬ。
先ずはグラタンの具を炒めるのだ…
日々の制作で鍛え抜いた女王の華麗なスナップに全員が息を飲む。

そしてぞくぞく出来上がる料理達!

むむむ…これは……美味い!
 御松様「この火力…まさに煮炊き!!」


 できたてのグラタンは猫舌ーズの舌を焼いた…
左奥で一人、声を殺し震えおののいているのは
派遣社員として現場監督を任されるパート歴25年
異死華環県出身:艶童逢夜子さん
「今までの人生で食べて来た物は一体何だったの・・・?!」
煮炊きは彼女の35年の人生を一瞬で変えてしまった…


食事のあとはデザート!
ほっとけない〜ホットケ〜キ

普段は厳しい顔を浮かべる女王もハチミツと一緒にとろけ顔♬
(こびを売るチャンス!)

しめにはこれ!王道ジャガバター!!!





そして宴は終わりに近づき…
満腹感とともに睡魔が訪れはじめたその時、
闘争心を失った煮炊き部隊の前に現れたのは…


「お前ら、これで終わりだとか思ってんじゃないだろうな!!」
 LAST・BOSS(secret name)

熱されたトタンにホースで水をかけるのは我らがBOSS!
そう、いつの世も鎮火はBOSSのお仕事。

我に返る煮炊き部隊。
片付けはみんなで手際よく!

最後にトタンを被せるのは失敗の許されない作業。
この作業はBOSSと選ばれし者により執り行われます。
今年度は窯の番人カ・マドゥに任命。
(選考からもれたCHIECOは見ている事しかできない…)




そして
全員が一丸となって炎に立ち向かい、炎と和解を図り
自分たちの存在意義を問い続けた二週間が終わりを告げた。

野焼き、それは序章曲
煮炊き、それは器に対する鎮魂歌

陶芸、それは飽くなき挑戦。
頑張れ野焼き部隊、負けるな煮炊き部隊!
そして秋はまだ始まったばかり、陶芸学科の食への探究心は

次回!
「ストーブ、それは寒さを凌ぐ道具ではない…」
にご期待下さい!!