2011年12月22日木曜日

3回生進級制作 「年の瀬編」


寒さも増してまいりました12月中盤も過ぎ、いよいよ進級制作も成形終盤です。

果たして制作は進んでいるのでしょうか?では、見て行きましょう。


序盤ゆっくりぺースなAさん、中盤から追い上げる。しかし、成形終盤の詰めで少し足踏みな様子。さて、どうしましょうか。


こちらも何やら大きな作品を作っているT君、フィニッシュはどうなるのでしょうね?次ぎに見るときが楽しみです。フフフ。


輪ッカを作り続けて早ひと月…写真には写っていない多くの輪ッカが、あちこちに点在。それはそうと机整理しようぜ。


黙々と、ひたすらに、黙々とマイペースAさん。皆がこのようであれば、さぞ教室は静かで、制作がはかどる事でしょう。


一方、ロクロ場ではS君が着々と作業を進めておりますが、本人談では「計画性はない」との事。そうか、じゃあ計画しよう。


再び教室に戻って、目を離してはいけないこの人…作品同様に行方がわかりません何処行った?集中力キープで頼みますよ




多忙の3回生

気になる事は進級制作だけではないのですね

時間は少ない

しかし、体は一つ

すべきことに優先順位をつけましょう

あとは、目いっぱいやるしかありません

2011年12月17日土曜日

フランスインターンシップ公募

京都商工会議所の企画
「パリ商工会議所とのインターンシップ事業」の案内です。
窯業に関係する京都府内企業に従事、あるいは京都府内学校に通学する学生さんが対象です。
興味のあるかたは公募要項をよく読み、ご応募してはいかがでしょうか?
締め切りは1月20日(金曜日)必着です。

窯業関係限定なので2名のみですが、そんなに狭くはないかも・・・


2011年12月9日金曜日

TEA CEREMONY!!!後編


お茶会後編

次に参りますは…

普段はコンビニや英語の授業によく利用する、
春秋館
S-104!こちらでお茶会を行っているのは
本田太郎 ペア

おじゃましまーす。

そこに居たのは四畳半に暮らす五人家族・・・

父と母。

アル中の旦那を抱え、鬱気味の妻、キワ子。
「明日もパート、明後日もパート…夜は内職…
稼いだお金は旦那の酒と子供の養育費、家賃…
働いても働いても…はぁ…」

なんだか、重い空気になっているので
違うところにいきまっしょい!


気を取り直して5番手!
風光館の裏でお茶会をしているのは
Wなっちゃんコンビ!
 テーマは『秋のお茶会』
今の季節山は色づき、陽は温かく。秋はあけぼの。
お茶を飲みながら紅葉を楽しんでもらう
そんな女の子らしいお茶会!

「急須とコップは合体させるとどんぐりになるんですよ!」
すげー!
「かぼちゃのケーキとサツマイモのケーキどっちが良いですか?
生クリーム大丈夫ですか?」
ピェー!

生クリームもケーキも両方手作り。
器ももちろん手作り。
葉っぱのお皿にドングリ帽子の湯のみ。
まさに秋の彩りです。
うまー!
三回生の女子力高すぎる・・・

ほうじ茶はなっちゃんの実家がやってるお茶屋さんのお茶!
冷えた体を暖めてくれました♨


ぽかぽかいってみよ!5番手!!
戻ってきましたホームグラウンド!風光館!

HELLO!!!!!
なんだか、グローバルってか宇宙キター!

作った器を笑顔で見せてくれたのは、交換留学生のギル!

テーマは『宇宙』
ギルが窯場に作ったのは宇宙船。

「ここはNo gravity、無重力だからお茶碗も浮いてるんだよ!」
とキラキラした目で力説!

 月面に見立てた棚板の上には、お茶菓子の「月世界」。
完璧な演出に、空いた口が塞がりませんでした。

イギリスの大学でデザインを勉強しているギル。
彼の作る器はとにかくスタイリッシュ!
私達にはない発想で楽しませてくれました☆


さてさて、7番手・・・
どこでやってるのかな〜
おやおや?
乾燥室の前に窯場の番人
助手のハルさんが立っています。

そう、うっかり見落としがちな生地ムロ部屋
そこが三回生の田村君のお茶室。
一名様づつの限定お茶室です。

私が入ろうと待っていると・・・
二回生の秋山さんが泣きながら出てきました!
ええええ…お茶会どうだった?
「怖かったです。」
ええええ。謎すぎる。

とりあえず空いたので奥村先生と中へ・・・・
真っ暗。
この部屋の中には簡易更衣室があるのですが
そこに入ってますます
 真っ暗。
田村君と向かい合って無言が続きます。
「…お茶どうぞ。」
ありがとうございます。
「…お菓子もあります。」

・・・・・見えないんだけど。

田村君の茶室の秘密の正体、
それはテーマにありました。

テーマは『不安』
真っ暗闇の中に放り込まれて、手探りでお茶とお菓子を探します。
田村君はその間何も言わず。
忍者のように何も言ってくれません。
こりゃ不安になるわーい!

しかし奥村先生、全く臆する事なく
「暗くて、お茶の味がよぉわかるわ。」
と穏やかな様子。
見ている私が一番不安になってるような。

奥村先生恐るべし、田村君面白い事考えるなぁ〜


さてさて、気を取り直して8番手!ラストスパート!!!

オイオイ、張り紙気合い入れようぜ、男達(笑)
こちらは野郎トリオ
花活けのSYU
プレイボーイのワタル
ろくろの河井(負傷中)
のお茶室。SYUの生けたお花がキレイです。

毛色の違う三人はどんなお茶会を見せてくれるのか!

いらっしゃーい、三名様ご案内!
女泣かせのワタルが甘いマスクでお出迎えです♡

その中は…
おおお!正統派お茶会!
野郎とか、字が汚いとか言ってごめんなさい!
内装は完璧!お茶碗も素敵です。
並んでいる器の中から一つ選んで、
選んだお茶碗でお抹茶を立ててくれます。

トレーシングペーパーでぼんやりとした、温かな光を演出。
三人のお茶会のテーマを聞くと、
「暖房器具を使わなくても、
色であったかい気持ちになってもらえる茶室。」

大成功やん・・・
部屋の照明を黄色いシートでかこって陽の光を作ったりと
野郎ながらに芸が細かい。感嘆しました!


さてさて、最後をしっかり決めてもらうのは
気を取り直して本田太郎コンビ!

春秋館に戻って扉をあけると、そこには・・・

あっ!あのお方は・・・
LAST・BOSS(secret name)

LAST・BOSSが仰ぎ見るのは、まだ見ぬ明日・・・ではなく。

本田が制作した陶器の傘!

ぼんやり光が透けてめっちゃきれい!
見落としがちな照明の演出に、一人気付くBOSS。
伊達にBOSSを名乗ってません。

アットホームなお茶会のテーブルの上に並ぶ小物はもちろん
本田太郎コンビの手作り。

出してくれたのは、ぜんざい!

うっひょー!本格的!〆に最高!

二人に、このお茶会のテーマは?と訪ねると
『冬のお茶会』
と顔を見合わせる二人、だからこたつなのかー
ってかこたつがあるとアットホームすぎて長居してしまう…

「お茶会全然回れなかったです」と後日こぼした本田さん
それは二人のお茶室が居心地良すぎるせいだと思います。
だって帰りたくないもん!


回り始めてから四時間!ようやくコンプリート!!
やっぱりお茶会たのしー、やりたーい!
と影響されまくりの四回生。

そんな三人が考えたお茶会の案
「トイレでゆず茶を出して、暖めたかりんとうをお菓子に出す。」
最低最悪のお茶会を妄想したのであった・・・

さて
私達を楽しませてくれた三回生は、
お次は進級制作展に向けての制作を開始!!
がんばれ三回生!負けるな三回生!
三回生が一番忙しいぞ!




☆おまけ★
「最後は後片付けまできちんとね!」

流石女帝バービー・・・自分で歩く事など愚行なのですね・・・

三回生本当におつかれさまでした。

楽しかったー!

2011年12月7日水曜日

TEA CEREMONY!!!前編


寒さも身に染み入る12月1日・・・
陶芸コースはにわかに活気に満ちていました。
祭りの匂いを嗅ぎ付けて、一年ぶりの美香さん登場。
(*美香さん:元助手叶さんの愛称。
堤先生だけが呼ぶ事を許される。)

美香さんがやってきた、その訳は?


\そう、今日は年に一度のお茶会の日!!/
ペコ。こちら今日もおしゃれな堤先生

三回生の堤先生の授業では、
毎年この時期に一日だけ生徒がお茶会を開きます。

まずはお茶会のテーマを決め、
それに見合ったお茶やお菓子、空間を作り上げ、
このお茶会の為にうつわも制作します。

そして当日、訪れるお客様たちをおもてなしする、
そんな素敵な授業なのです◎


ではでは、そんな三回生のお茶会を突撃潜入取材!!

校内各所に散らばったお茶会会場へLet's go!!!
ぁゃこ「卒業前に楽しませてくれよ!三回生!」
ぉまっ「お茶会はタダやで!」
だがおが「すぐに帰ります!バイトなので!」


さて!
一番手は…留学生のジィエちゃん。
テーマは「韓国流茶道」
なにこれかわいい
かわいい。三つ編みチマチョゴリとか萌えざるを得ない!
ああ〜とにかく一番手にふさわしいかわいさ〜
(あまりの可愛さに、写真を30枚近く撮ってしまいました。)

四回生の極子さんは
あまりの美しさに8㍍ほど吹っ飛んでしまいました。

「げへへへへっっjッh」 
思わず鼻の下がのびてしまうワタル。

さっそくお茶を頂きます。
フランス人のアリスも混ざってまさしく異文化交流や!


どんどん行こう!お次は二番手!
やってきました!流渓館!
陶芸コースを飛び出してやるのもお茶会の醍醐味ですね〜

普段は主に通路として使う事の多い流渓館ですが…

\   見つけた! /


チョコンと座っているのは、トモトモこと平岩さん。
「今メガネが二人入っているので入れません。」
待たしてもらう事、約5分・・・

中から現れた真夏君(メガネ一号)
「あまりのすごさに、自分の存在意義を問い直…」
動揺していました。

もう一人のメガネ宮永先生に感想を聞くと
「今までで一番良いお茶会だった。」

これは期待に胸が膨らみます。
いざ!中に入らん!!
青木さんは顔出し厳禁「事務所通して下さい。」

入ってびびびっくり!
なんじゃこりゃー!
そこには満点の星空…。

コーヒーと手作りのフォンダンショコラをいただきました。
星空の下で、、というよりも中でと言った方がしっくりきます!
とにかく、めちゃくちゃ良かった〜

普段は物置の階段下を利用したステキ空間☆
確かに存在意義を問い直すかもしれない!


さてさて三番手はッ!?
本館前の坂道の下へ行くと・・・

?!
何これ・・・

いつもはニコニコ笑顔の小川さんが何とも言えない表情。

この謎の物体の上にバービーとマサハルの茶室はありました。
出されたのは、給食を彷彿とさせるジャガイモのポタージュ。

「ってか下のアレ、何?」
「鮭の頭部です。」
「・・・なんで置いてあるの?」
「ここで、道行く人がアレを見て、怪訝な顔をするのを眺める。
それが私達のコンセプトです。」
バービーは笑顔で語りました。

意味わからん!!
しかし小川さんはそんな策略にまんまとハマったわけですね。

と、お話ししていると…
「ちゃーしばきにきたでー」
立体造形の同級生登場。
違う学科の友達を呼ぶのも、お茶会の醍醐味。
大学内で自分のやってる事を知ってもらう良いチャンスですからね〜

相方のマサハル君も登場!
ポタージュ用の牛乳を買い出しに行ってたようです。
しかし彼は無類の牛乳好き・・・
マサハル「ごめん!耐えきれず一口飲んじゃった!」
バービー「ざっけんなっぁよッ!」

変わり種なお茶会ですが
一番精華大学っぽいような気もしました〜



おなかがいっぱいになってきたぞ・・・
後半に続く・・・