2011年10月17日月曜日

seika ゼミナール 陶芸編

SEIKAゼミナール陶芸編の報告です。

信州むつみ高校の学生さんと
精華大学人文学部の学生さん
そして、一般の高校生が混じってのワークショップです。


「人間が創り出す未知なる高温はモノをどのように燃やすのか…」
人間が触れることはできないが、創り出すことはできる高温の世界。
その世界は君に何をもたらすのでしょう?
今回は自分で作成した造形物に釉薬付けを行い、自分達で火入れをして楽焼を行います。
さらに、高温で燃やしてみたいモノを窯に入れて燃やします。
カラダを超えた未体験温度を知り、アートを生み出す機会となるはずです。

では、初めは「美術とは?」というレクチャーを受けて。
美術がなぜ無くならないのか?について考え、美術の正体を知ります。


それでは、いよいよ窯を作ります。
陶芸コースの学生指導のもと


二段目完成


 三段目完成

蓋をすれば完成です。

窯が出来上がれば秞掛けです。
皆、思い思いに色を付けていきます。

窯詰めの前に燃料である炭をたっぷりと入れます。


蓋を閉めて

ドライヤーで風を送りながら時々様子を見ます。
溶けているかな?

作品の表面が水に濡れたように見えれば
釉薬が溶けた証です。

窯から出てきた作品





そして、〆は
「THE 焼く」です。
1000度を超える温度で焼いてみる。
焼きたいモノ
恥ずかしいリンゴや
立派なオレンジ
何でも良いから焼いてみる

焼かれる空き缶
柿はしぼんでいきました
リンゴはなぜか表面がテカリ
アルミは溶けて無くなりました





途中から焼いたモノを「食べる」に変わり
何も残りませんでした。


そして残ったのはみんなの作品
作品となるために「品物」は1230度という人間には未体験の温度という
付加価値を持ち「作品」となりました。






みんなの表現が作品になる瞬間に立ち会えて愉しかったです。


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