2011年2月17日木曜日

はじまりましたよ4


はじまりましたよ
2回生進級制作展がマロニエ

おいしいものを食べると幸せになったり、感動することができます。
私たちはひとりひとり、作品をおいしい料理をつくるようにじっくり丹念に制作しました。
私達のひとときを感じて頂きたく、この案内をお送りします。

まずは4回の展示からご案内します。





「瓶に秘める」 本田春野

瓶が好きです。

古いもの、新しいもの、

中身の見えるもの、見えないもの…。

瓶に秘められたものが何であるかはその人だけの“秘密”です。


「タワー」 チョン・チャンへ

懐かしい。高いところ上がってリフレッシュする。

見えてくるこの風景は去っていく大切な過去の時間。

そして、これから開かれる未来。

懐かしい、その未来。



「無題」 河井宏之


内側の構造も、とてもおもしろいです。

会場に来られる際は是非のぞきこんでみてくださいね。


「Q&A」キム・ジエ

我々が生きて行きながら生ずる疑問と

それに対した答えや生活の中で分かって行くことが積もるのを表現した。


「かるくて、おもたいところ」 稲垣歩

私の知る限りこの世の中で最もかるくておもたいところ、病院。

言葉にすれば短くて、いろいろ考えさせられる場所。

もしも病院という場所が存在しなければ、人は人を救わないのかな。



「あこがれ」 岩永侑香里

現状の痛みをかんじつつ、

崩壊しながらも、

ゆかいに踊るということ。

それは夢のなかにいるようでもあり、

酔ったようでもある、

狂気じみた世界。


「思考迷路」 小林真夏


物事を思い悩むというのは、迷路に迷い込むのに似ている。

気が付けばスタートもゴールもわからない。

思考が巡っては同じ所に着いたり、行き止まったりする。

まるで脳そのものが迷路の様だ。

今、僕の脳はゴールの無い迷路と化している。


「communication」 上平梨加

あなたはどう思いますか?


「a sewing kit」 倉田優

母のソーイングボックスは古くて懐かしい匂いがした

小さい服を作るために開いただろう

ソーイングキットはその時使われた

温かい気持ちは今 解ること

私はそれでアクセサリーを作った


「四つ葉」 平岩ともり

四つ葉が見つからなくて、諦めたことはありますか。

でも、「絶対にある」と分かると安心するし、

見つからなくても、「今は見つからないだけ」と

希望をもつことができるのではないでしょうか。

ここには、あります。


「Hellesponts」

ヘレーの沈んだ海を想像のままに。

死んでいった幼いヘレーに愛をこめて。



「世俗にまみれて」 平井秀

この難解な人間社会にのまれながらも

笑っていこうと私は決意した。

これが私の処世術になるだろう。


「遠い海の記憶」 青木美智子

この作品のコンセプトは

「遠い昔、生きていた海の生物」です。

古代昔生きていた海の生き物を想像して作りました。

一番大きな作品の中の部分はこの生き物の臓器です。

この作品から遠い昔の海を想像して頂けたら幸いです。


底に施されている「臓器」はガラスでできていて、とても神秘的です。


「 テレビに密かに住む妖怪」 田中太郎

日常を斜め横から見た時、

裏側で密かに暮らしている不思議な妖怪達。

僕らの暮らす日常が、妖怪達で溢れていると思ったら、

この世界もまだまだ捨てたものじゃないと思えてくる。

テレビの調子が悪いのは、きっとこいつらが住んでいるから。



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